【小さいアラフォー主婦が二輪免許取得に挑む】TEXT!
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プロテクターの効果は絶大で無傷だったが茫然自失状態。
教官が間髪入れず車体を起こしてくれた。
再始動。今度はわずかに進む事が出来た。
「一度止まりましょう」
…これ、リアブレーキとかちゃんと踏めてる???
いまいち感覚が掴めない。
止まろうしてまたもや脊髄反射的に右手と左手、
フロントブレーキとクラッチを全力で握ってしまう。
がくん、と前のめりに反動があって
バランスを崩してまたコケた。
「では外周を走っていきましょう」
左周りに外周を走行する。
「ギアを二速に変えましょう!」
ええと、ギアを一速から二速に変えるってことは
クラッチ握ってつま先で蹴り上げて…
まだ頭で考えてから行動に移しているので
全ての動作が遅い。それだけではない。
ギアチェンジする際も、がくんと反動がある。
走行中、バイクがブォン、ブォン、と鳴いて
不意に飛び出しそうになる。体が置いていかれそうで怖い!
一体何故こうなってしまうのか?
とはいえスピードが出始めると
バイクはふらつかず、安定して走り始めた。
広い所を走っている限りはあまり怖くない。
むしろちょっと楽しいかもしれない!
なんとか外周をぐるぐるしていると
今まで教えてくれた教官とは別の教官が走ってきた。
「クラッチ握ってそのまま握って。」
「ギア、カチャカチャ踏んで一速に落とす」
「リアブレーキ踏んで」「はい止まってー」
…あれ、なんか普通に止まれたぞ?…
教官の指示通りに動けばこんなにすんなり止まれるのか。
どうやら一時間目が終わったらしい。
長いようで短い一時間だった…
当然ながら次の一時間は補習。
立ちゴケを更に追加してトータルで6回くらいコケた。
先が思いやられる。
走行が不安定な原因は
上体を引いて腕を伸ばした変な姿勢
怖くてすぐ足をつきたがるので足を開きがち
クラッチを握るのを忘れてギアチェンジをしがち
アクセルを無駄に回したり戻したりしている
などなど上げるときりが無いです。
この時は何も呑み込めず、
自分の不安定な操作によるバイクの挙動に
ただうろたえるばかり。
それが余計に潤滑な操作の邪魔をするんですね。