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近況…老猫の病気(その2)

こんにちは。前回に引き続き、
我が家の老猫トラちゃんの病気、
消化器型(大細胞型)リンパ腫』の話です。

例によって、本記事の内容についての
参考urlをいくつかリンクします。

o-bike.hatenablog.com

この病気の治療には通常、
複数の抗がん剤が使われます。

具体的には週に一度、病院で注射薬の投与。
その際、副作用は投薬で軽減します。
各種の精密検査をしながら、これを数回繰り返します。

仮に治療が奏功すれば40%以上の確率で癌は寛解しますが、その後、数か月で再発し
多くの場合は、治療開始から10数ヵ月で亡くなってしまうとの事。

www.wizoo.co.jp

このかけがえ無い一年間を得るため、
また数年単位で生存出来る可能性にかけて
多くの飼い主は抗がん剤治療を選択します。


しかし、獣医師からは
この方法もトラちゃんには
推奨は出来ないと言われてしまいました。

懸念事項は
トラちゃんが高齢で腎臓病を患っているため、副作用のリスクがより高いこと。
そして幼児と、妊婦である私が居ること。
つまり飼い主家族の抗がん剤暴露です。

www.nurse.or.jp

劇薬である抗がん剤
投与当日を含む3日間は体液や排泄物から多量に排出されるため、
家族に乳幼児や妊婦が居る場合、猫を隔離する必要があります。

抗がん剤の毒性は催奇形性、染色体異常を引き起こす物であり、影響の無い値
(しきい値)は確定されていません。

トラと赤ちゃんの頃の凛

猫は人間と違い、治療の意義を理解して望みを持つ事は出来ません。
『人間とべったりタイプ』なトラちゃんの性格を考えると、
週一の通院も、3日間の隔離も多大なストレスになると思いました。…

以上を踏まえ
私達家族は抗がん剤治療を選択せず、
トラちゃんのQOL(生活の質)向上に専念する
緩和ケアに努める事にしました。

(2021年10月4日)現在は
一時的に症状を抑制するステロイド
制吐剤と食欲増進剤、腎臓ケアのラプロス服用で一応容体は安定しています。

表面上は穏やかに過ごせています

これに加え、
癌の緩和が期待出来る漢方サプリを購入して与えています。個人的には
各種自然療法に対しては疑義を抱いていますが、漢方は経験則で
体質に合えば効く』と考えているので
この漢方が、非常に『よく効く』事を願うばかりです。

これは希望的観測ですが…
トラちゃんは高齢なせいか病状の進行が穏やかであるように見えます。
思ったよりも長く生きてくれる事を願ってやみませんが、どうか
それ以上に最後の時まで穏やかに過ごせますように。